ファミリーバイク特約とは、125cc以下原動機付自転車(総排気量125cc以下の二輪車、総排気量50cc以下の三輪以上の車)などで事故をした時や、被保険者やその家族が怪我や死亡した場合や相手を死傷させた場合、他人の所有物を破損させた時に自分の任意保険から補償される制度です。
ファミリーバイク特約での補償の対象者は被保険者またはその同居の家族です。
ただし、125cc以下の原付バイクを運転する人が、別居であっても自動車保険の記名被保険者が親であった場合は、婚姻歴のない未婚の子であればファミリーバイク特約の補償範囲内となります。
損害倍書責任を負った場合に補償されると法律で決められています。自分が所有しているバイクだけでなく複数台所有しているバイクや他人から借りた原付バイクでの事故も補償の対象となっています。また自動車保険の年齢制限に左右されず全年齢対象となります。
ファミリーバイク特約で保険を使った場合でも等級のダウンはありません。
ファミリーバイク特約は、東京海上日動やあいおい、損保ジャパン、三井住友、ソニー損保、チューリッヒなどの主要な保険会社ではすべて対応しています。
ファミリーバイク特約の保険料は、保険会社によって異なりますが、自損事故タイプで年間7000円、人身傷害補償タイプで〜25000円程度です。
各保険会社の保険料は完全無料の自動車保険の一括見積りサイトを使って見積りを取ると簡単に調べることができます。
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ファミリーバイク特約とは
ファミリーバイク特約は自動車保険の任意保険に付帯できる特約です。
対象は125cc以下の原動機付自転車(原付)で、事故をした時や、被保険者やその家族が怪我や死亡した場合や相手を死傷させた場合、他人の所有物を破損させた時に自分の任意保険から事故の相手と自分と対して補償される制度です。
ファミリーバイク特約の特徴
- 総排気量が125cc以下の原付バイクが対象
- 1家族(同居している家族)全員が1つの保険で対象
- 1台だけでなく2台以上のバイクも補償の対象
- 他人から借りた総排気量が125cc以下の原付バイクも補償の対象
- ファミリーバイク特約で保険金を請求しても等級のダウンはなし
- 「自損事故タイプ」と「人身損害補償タイプ」の2つのプランから選べる
ファミリーバイク特約には、「自損事故タイプ」と「人身損害補償タイプ」の2つのプランが用意されており、「人身損害補償タイプ」の方が自分の怪我に対して「人身傷害補償」で補償されるので保険料は少し上がりますが充実した補償内容となるので安心です。
ファミリーバイク特約のメリット・デメリットまとめ
ファミリーバイク特約のメリット
- 自動車保険の契約の年齢制限に影響されなく全年齢が補償される
- 1台だけでなく複数台の所有であっても一特約で補償することが可能
- ファミリーバイク特約で保険金を受け取ってもノーカウント事故扱いとなる
- 借りたバイクで事故をした場合もファミリーバイク特約の対象となる
- 保険料がバイク保険よりも安くなる
ファミリーバイク特約のデメリット
- ファミリーバイク特約は自動付帯ではない
- 1年間無事故でも翌年度保険料は安くならない(任意保険に影響がない)
- 任意保険に人身傷害補償が付帯されていてもファミリーバイク特約は別途契約が必要
- 自動車保険(任意保険)の解約と同時にファミリーバイク特約も解約される
ファミリーバイク特約とバイク保険(125cc以下の任意保険)の比較
ファミリーバイク特約は、バイク保険と比べて保険料が安いので補償内容に不足があるのかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。ファミリーバイク特約は保険料が安いのに補償が充実している保険なのです。しかも保険を使用しても等級ダウンはありません。
補償内容 | バイク保険(任意保険) | ファミリーバイク特約 |
---|---|---|
対人賠償補償 | 無制限 | 無制限 |
対物賠償補償 | 無制限 | 無制限 |
自損事故 | 1500万円 | 1500万円 |
無保険車傷害 | 2億円 | 2億円 |
搭乗者傷害補償 | 200万円~500万円 | 補償対象外 |
人身傷害補償 | 1000万円〜 ※自分で設定 | 1000万円〜 ※自分で設定 |
車両保険 | 車両価格による(※任意設定) | 付帯できない |
ロードサービス | 付帯可能 | 付帯できない |
保険料 | 年間8000円~3万円 | 年間7000円(自損事故タイプ) 年間2万円ほど(人身傷害補償タイプ) |
2つを比較すると大きな違いは搭乗者傷害保険だけです。
それなのに保険料は「ファミリーバイク特約」が大幅に安いので利用しない手はない手はありません。
ファミリーバイク特約の補償範囲
ファミリーバイク特約は下記の1〜6のいずれかに該当する方が対象となります。
運転者の年齢は全年齢対象のため、高校生や大学生などの年齢が低い方が事故を起こしたも補償の対象です。また、ファミリーバイク特約で保険金を請求しても等級ダウンはないノーカウント事故扱いになるのが大きなメリットです。
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者または配偶者の同居の親族
- 記名被保険者または配偶者の同居の兄弟
- 記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子
- 記名被保険者が親の場合に限定し別居の未婚の子
ファミリーバイク特約のロードサービス
ファミリーバイク特約にはロードサービスは付帯できません。
任意保険のバイク保険はロードサービスを付帯することができるので、ロードサービスが必須な場合は、任意保険のバイク保険を選ぶようにしましょう。
ファミリーバイク特約の必要性
125cc以下原動機付自転車であっても対人事故や対物事故などを起こした場合は、相手に怪我を負わせてしまったり死傷させてしまう事故は普通に発生しています。
もし、ファミリーバイク特約の付帯なしで自賠責保険だけの保険の場合は、自賠責保険の補償の上限までしか補償されません。
自賠責保険の補償は最低限の補償内容となっているため相手に怪我を負わせてしまったり死傷させてしまう事故を起こしてしまった場合は、相手への保険金が不足します。不足した分は自己負担になるため普通は自己破産するか、死ぬまで働いて相手の対して保険金を支払っていく人生になってしまいます。
ファミリーバイク特約の人身傷害型と自損傷害型の違いと比較
相手方への補償 | 自分の補償 | |||
---|---|---|---|---|
ケガ | 車・モノの 修理費用 | ケガ | 原付バイク・モノ の修理費用 | |
自損傷害型 | 補償対象 | 補償対象 | 自損事故または無保険車との事故の場合のみ補償 | 補償対象外 |
人身傷害型 | 補償対象 | 補償対象 | 補償対象 | 補償対象外 |
ファミリーバイク特約(人身)とは?特徴とメリット
- 対人賠償: 他人のケガに対して補償される
- 対人賠償: 他人のケガに対して補償される
- 対物賠償: 他人の財産に対して補償される
- 自損事故: 自分のケガについては人身傷害補償から支払われる
- 相手のある事故: 自分のケガについては人身傷害補償から支払われる
ファミリーバイク特約(自損)とは?特徴とメリット
- 対人賠償: 他人のケガに対して補償される
- 対人賠償: 他人のケガに対して補償される
- 対物賠償: 他人の財産に対して補償される
- 自損事故: 自分のケガについて、単独事故のみ補償
- 相手のある事故: 自分のケガについて、特約では補償されない
ファミリーバイク特約の保険料と値段
ファミリーバイク特約には、「自損事故タイプ」と「人身損害補償タイプ」の2つのプランがありますが、保険料が下記のとおりになっています。
- 自損事故タイプ: 年間6000円〜7000円ほど
- 人身傷害補償タイプ: 年間〜2万円ほど
「自損事故タイプ」と「人身損害補償タイプ」の2つでは、「人身損害補償タイプ」では自分の怪我について人身傷害補償から支払いが行われるため当然ながら保険料は高くなりますが、補償は手厚くなります。
ファミリーバイク特約は使用したら保険料が値上げされる?
ファミリーバイク特約は、事故などで保険を使用してもノーカウント事故扱いになるので、使用しても保険料は値上がりしません。
他に自動車保険の任意保険で保険金を請求していなければ翌年度は1等級アップし保険料は安くなります。
ファミリーバイク特約を使っても等級の影響は無し
ファミリーバイク特約は、事故などで保険を使用してもノーカウント事故扱いになるので、等級のダウンはありませんし等級に影響を与えません。
任意保険のバイク保険では保険を使うと等級ダウンするのでファミリーバイク特約の大きなメリットと言えます。
ファミリーバイク特約を付帯しても保険料の安い保険会社を探す1つの方法
ファミリーバイク特約は特約なのでオプション扱いです。
そのため、ファミリーバイク特約を付帯すると保険料は年間6000円〜最大2万円ほどアップします。しかし、自分の任意保険の条件+ファミリーバイク特約を付帯した場合でも保険料を安くする方法が1つだけあります。
ファミリーバイク特約はすべての保険会社が対応しています。
保険会社は複数あり同じ保険の条件や補償内容であっても保険料は大きく異なります。
そのため自動車保険に新しく加入する場合や今契約中の自動車保険をファミリーバイク特約を付帯しても安くしたい、高いと思っている場合は、無料で使える自動車保険の一括見積もりサービスを利用することで高い保険料を払うということを回避でき、最安で無駄なく自動車保険に加入することができます。見積もり結果は各保険会社から公式に回答された結果です。
自動車保険をかけたい新しい自動車の車検証と免許証があれば20分ほどで見積もり結果が算出されて返ってくるので算出された複数の自動車保険会社の保険料を比較して納得いく保険会社で契約することで大幅に保険料を節約できます。
同じ条件で見積もっているので保険料が安い保険会社がお得になります。何回見積もりをしても無料なので補償金額や補償内容を変えながら保険料を下げることも簡単にできます。この方法を使えば必ず自動車保険に一番安い保険料で加入や更新や乗り換えができます。