この理由は2つあり、1つは、等級プロテクト特約が保険会社の収益アップに貢献しなかったからと等級据え置き事故が1等級ダウン事故に改変されたからです。
2つ目は自動車保険会社も営利企業なので会社の利益にならないことはしないというのが本音です。
自動車保険の等級プロテクトや等級据え置き事故は2015年以降すべての保険会社とJA共済や損保保険で廃止されました。
今現在、確実に安い保険料の保険会社を探す方法は無料で使える自動車保険の一括見積りサービスを使うことです。
等級プロテクト特約や等級据え置きが廃止された本当の理由
等級プロテクト特約や等級据え置き事故がなくなった本当の理由は保険会社の利益になると思ってはじめた特約でしたが、利益にはならなく予想に反して赤字になったからです。
- 等級プロテクト特約が保険会社の収益アップに貢献しなかったから
- 等級据え置き事故が1等級ダウン事故に改変されたから
等級プロテクト特約があると保険を使っても等級ダウンなし
等級プロテクト特約をつけていると、事故で自動車保険を使って自動車やバイクを修理しても翌年度の等級はダウンしません。
しかし翌年度等級が1等級アップするということもありませんが、
3等級ダウンをしないので保険料アップを防ぐことができ、かなり有効な特約だったのです。
例えば10等級の人が事故を起こして保険を使うと7等級となり45%の割引率が30%になるので保険料が15%も上がってしまいます。例えば保険料が10万円だった場合は、10万円x1.15倍=11.5万円となり1.5万円も保険料がアップしてしまいます。
※わかりやすいように改定後の割引率で計算しています。
しかし、等級プロテクト特約がついていれば保険料のアップはありません。そのため、多くの保険加入者がこの特約をつけていました。
小さな事故でも保険金が請求されて赤字特約となった
現在は、自動車保険は事故をすると3等級ダウン事故か1等級ダウン事故かの2つに分かれます。当然等級がダウンするということは保険金が高くなります。
しかし、自動車保険は保険を使うかどうかは自分の車やバイクの修理代を確認してから保険を使うかの判断をすることが出来るようになっています。
保険を使わないで実費で修理した場合は等級ダウンはなく保険用もアップしません。
しかし、等級プロテクト特約(等級据え置き事故)がついていると事故で保険を使っても等級ダウンをしないので修理代に関係なく保険金を請求して修理をするので、
保険金を支払う保険会社は多くの等級据え置き事故で保険金を支払うと保険料以上の保険金の支払いとなり赤字になるというわけです。
事故をした時に保険料をアップさせない1つの方法
2015年以降すべての保険会社とJA共済や損保保険で等級プロテクト特約は廃止されたため、事故をした場合は、必ず3等級ダウン事故または1等級ダウン事故扱いとなり、等級がダウンするので翌年度の保険料がアップします。
ただし、等級が下がっても保険料が安い保険会社を探して乗り換えることで保険料をアップするのを防ぎ、乗り換え元の保険会社の保険料よりも保険料を下げることが可能です。
等級ダウンして保険料がアップすることが分かっていたらそのまま継続契約をすると損をするということです。
今は無料で複数の自動車保険会社に対して一括で保険料を見積りできるサービスがあるのでそれを使うことで保険料の安い保険会社を簡単に探すことができて、
現在加入中の保険会社から等級を引き継いで乗り換えができるのでこれを知っていて利用した人は保険料のアップを防ぐことができるというわけです。