「保険期間通算特則」とは自動車保険(任意保険)の契約途中(契約期間中)に他社に切り替えても等級をそのまま継続するために存在する特則です。
自動車保険の任意保険を等級を引き継いで、他の保険会社に乗り換えるには「保険期間通算特則」を利用することで等級をそのまま引き継げます。
「保険期間通算特則」を使うと契約期間中であっても途中に保険を切り替えることが可能です。
「保険期間通算特則」を利用するには前の保険の解約日と新しい保険の開始日を一致させて乗り換えることで等級を引き継げます。
保険期間通算特則とは?
「保険期間通算特則」とは契約中の自動車保険(任意保険)を契約途中であっても等級を引き継いだまま他社の保険会社に乗り換えるために存在する特則です。
通常、「保険期間通算特則」を使わないで等級を引き継いだまま他社の保険会社に乗り換えるには「満期日の前後7日間」の期間中に新しい保険会社に乗り換えないと等級が引き継がれません。
もし満期日より8日経過してしまうと等級がリセットされます。
しかし、満期日まで待たずとも他社の保険会社に乗り換えたいことは多々あります。
そのような時には「保険期間通算特則」を使うことで満期日でない契約期間中であっても等級を引き継いたまま他の保険会社に乗り換えることができます。
乗り換える先の新しい保険会社は、無料で使える自動車保険の一括見積もサービスを使うことで簡単に見つけることができるので、有効に活用することで保険料を大幅に節約することができます。
保険期間通算特則を使わないと6等級スタートとなり保険料が上がってしまう
もし、乗り換える元の自動車保険(任意保険)の等級が7等級以上の場合は、「保険期間通算特則」を使わないで他の保険会社に乗り換えると、
乗り換えた先の保険会社では等級がリセットされて6等級スタートとなるので保険料の割引率が下り、保険料が高くなってしまいます。
自動車保険(任意保険)はどの保険会社でもノンフリート等級という等級によって保険料の割引率が変わる仕組みを採用しています。たった1等級の違いでも保険料は大きく変わります。
たった1等級と思うかもしれませんが、たとえば6等級と7等級は割引率に大きな差があり、割引率は19%で約2割保険料が安くなります。それだけ高い等級は節約効果が高いのです。
年齢条件 | 6等級(S) | 7等級(S) | 6等級と7等級の差 |
---|---|---|---|
年齢問わず補償 | +28% | +11% | -17% 安くなる |
21歳以上補償 | +3% | -11% | -14% 安くなる |
26歳以上補償 | -9% | -40% | -31% 安くなる |
保険期間通算特則で等級を引き継いで保険会社を乗り換える条件
「保険期間通算特則」を使って等級を引き継いで保険会社を乗り換えるには、2つの条件をクリアしている必要があります。
- 前の保険の「解約日」と新しい保険の「始期日」が一致していること
- 新しい保険会社が「保険期間通算特則」に対応していること
前の保険の解約日と新しい保険の始期日を一致させる
「保険期間通算特則」を使って等級を引き継いで保険会社を乗り換えるのに必須条件は、前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の解約日と新しい保険会社の始期日が一致していないと、等級を引き継いで乗り換える事はできません。
前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の解約日は保険会社に「保険を切り替えたい」と伝えることで解約日を新しい保険会社の始期日に合わせて手続きをしてくれます。
例えば、下記の例で説明します。
- 前の保険の満期日: 平成30年12月10日
- 前の保険の解約日: 平成30年4月1日(保険会社に解約日を修正してもらった結果)
- 新しい保険の始期日:平成30年4月1日(新しい保険会社前もって始期日を決める)
例えば、前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の満期日が平成30年12月10日で、新しい保険の始期日が平成30年4月1日であった場合は
前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の解約日を平成30年4月1日に手続きをしてもうと、等級を引き継いだまま新しい保険会社に乗り換えが可能です。
「保険期間通算特則」に対応している保険会社を選ぶ
2つ目の条件は、乗り換え先の新しい保険会社が「保険期間通算特則」に対応していることが条件です。
結論から先に書くと、すべての保険会社が「保険期間通算特則」に対応しています。
そのため新しい保険会社は同一条件と補償内容で保険料の安い保険会社を無料で使える一括見積もりサービスで探すことで各保険会社の保険料をすることができて保険料の安い保険会社を選ぶと保険料を節約できる効果が高くなります。
900万人に利用されている実績がある保険料の見積もりで一番メジャーなサービスです。
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解約日の設定を依頼したら「解約証明書」を発行してもらう
前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の解約を依頼したら、その保険会社の担当者に「解約証明書」を発行してもらいましょう。
- 前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)の解約した場合: 必ず「解約証明書」を発行してもらう
保険会社によっては何も言わなくても「解約証明書」を発行してくれて郵送してくれる場合もありますが、保険会社や担当者によって「解約証明書」を発行してくない場合もあるので気をつけましょう。
電話やメールだけでは正しく解約手続きがされているのか確認ができません。
たまにあるのですが、保険会社の担当者が解約日を間違えて解約手続きをしていたり、解約手続きを忘れている場合があるので確認のためにも有効です。
保険料の安い保険会社は無料の一括見積もりを使う
前に契約している保険(保険契約中であれば現在契約している保険)から乗り換える新しい保険会社は保険料の安い保険会社を選ぶのが当然です。
保険料が下がって節約ができる保険会社を選ばないとあまり得にならないからです。
ではどうやって保険料の安い保険会社を選ぶのか?
保険料の安い保険会社をどこか調べるには、自動車保険の一括見積をして複数の保険会社の保険料を比較をして、保険料の安い保険会社を選ぶことで保険料を大幅に安くすることができます。
そのため、複数の保険会社に見積りをとった結果から安い保険料の保険会社を選択することで大幅に保険料を安くできます。自動車保険の一括サービスは完全無料なので簡単に安い保険料の保険会社を探せます。
各保険会社の保険料と現在の保険料との比較がそれぞれに使用目的ごとに簡単に無料でできるのでぜひ一度使ってみてください。上手くいくと保険料が半額になることもあります。