交通事故の自動車事故で車が損害を受けた時はいくらまで補償されるのか気になるかと思います。
結論から先に書くと、車の事故の規模に関わらず保険会社に請求できる、補償できる保険金はその車の時価額(市場での評価価額)までになります。
時価額は自動車保険会社が共通で使っている自動車価格月報(レッドブック)や自動車査定協会の中古車価格ガイドブック(イエローブック)に車ごとの時価額が記載されているのでその時価額を上限に支払われます。
ただしレッドブックやイエローブックに載っていない車は新車価格の10%または10万円が目安となっています。年式の古い車は事故をした時は時価額が低いので修理代よりも時価額の方が低いので時価額分しか修理代が支払われないため不利ということです。
事故をした自動車の補償金額の算出方法(保険会社)
事故をした自動車の補償金額の査定は主に下記の方法で算出されます。主に3つの方法がありますが多くはレッドブックでの時価額の算出が多いです。
- レッドブック: オートガイド社が出している自動車価格月報記載の時価額
- イエローブック: 自動車査定協会の中古車価格ガイドブック
- ディーラーでの下取り相場表
保険会社が払ってくれる車両の修理代の上限
保険会社が払ってくれる車両の修理代の上限は、修理工場やディーラーで出してもらった修理見積もりの価格と、レッドブックやイエローブック、ディーラーでの下取りの相場表のどれかの時価額を比較して、価格が低い方の金額が支払われる金額の上限になります。
修理費用の見積もり額が時価額を上回った場合は時価額が上限になり、不足してる修理代は実費負担となります。実際に元通りにするのに必要な修理代を100%払ってくれるわけではないので注意が必要です。
ちなみに修理の見積もり金額が時価額を上回った場合は「全損扱い」になります。
自動車やバイクの時価額はどのように決まっているのか
時価額とは、事故で損害を受けた車と同一の車種や年式、同程度の走行距離や車検残などから中古車市場の流通価格を算出したものです。基本的にレッドブックなどに記載されている時価額は乗り出し価格よりもかなり低い金額に設定されています。
実際にカーセンサーやGooなどの中古車情サイトや雑誌に掲載されている同程度の中古車の価格と比べるとかなり低い金額となっています。
レッドブックやイエローブックはそれなりに年式が新しい車しか載っていないため。年式が古い車は新車価格の10%または10万円が目安となっています。
買い替え諸経費が支払われる場合もある
自動車によっては被害者である自分から保険会社に対して買い替えの諸経費に対する金額の見積もりをだすと買い替え諸経費として認めてくれる場合があります。
実際にこの諸経費が認めら得るのは100:0の事故である場合や、こちらの過失がとても低い場合は認められる可能性があります。
買い替え諸経費として認められるもの
- 検査登録手続代行費用
- 検査登録費用
- 車庫証明法定費用
- 自動車取得税
- 車両整備費用
- 廃車費用
買い替え諸経費として認められないもの
- 自動車税
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
保険料の安い保険会社に加入しておくのが賢い方法
事故で自分の車が全損になったら時価額の金額まで補償されますが、時価額はとても低いことを説明しました。
そのため時価額が振り込まれても修理代や乗り換え費用をカバーできない場合は多く、最初から自動車の修理代や乗り換え費用の満足いく支払いに期待せずに、
保険料の安い保険会社を選んでおくのが賢い選択です。
保険会社によっては同一条件でも50%ほど保険料に差が出ることもあり、自動車の修理代くらいの差額になります。
時価額の支払い額はどの保険会社とも同じなので保険料の安い保険会社を使って普段から貯蓄しておくともしもの事故の場合でも余裕をもって車を修理したりのりかえることができます。
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これは同一条件で一括見積もりをした結果ですが、保険会社によって7万円も保険料に差額が出ています。
通常この方法を使うと2割〜5割程度保険料が安くなるので必ず利用するのがおすすめです。
自動車保険は同じ条件や補償内容であっても保険会社によって保険料が大幅に変わります。近年は複数の自動車保険会社に対して一括で保険料を見積もりできるサービスがメジャーです。
車検証と現在自動車保険に加入している場合は保険証、免許証があれば簡単に見積ができてわずか10分くらい複数の保険会社から見積もりがでてきて保険会社ごとに保険料を比較することができます。
また、一括見積もりの結果の画面から保険への加入もできるようになっています。
同じ条件でも保険料は保険会社によって大幅に変わるので、少し手間ではありますがこの方法を利用することで今現在加入している保険会社よりも安い保険料にすることができます。
ただほとんどの人が知らないで保険会社の言われるがまま契約している人が多いのです。
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同じ条件で見積もっているので保険料が安い保険会社がお得になりますし無駄な保険料を知らずのうちに払っていたということがなくなります。