自賠責保険が切れていた、自賠責保険の有効期限がうっかり切れていた時に事故をした場合は、任意保険分は補償されますが、自賠責で補償される分は自己負担となります。
示談交渉も自分で行うことになります。
バイクや原付は自賠責が切れているに気がつかないで乗ってしまうこともあるので注意必要です。うっかりなどのいかなる理由でも補償されないという確定事項は変わりません。
任意保険は自賠責保険で不足する補償額を補うための保険です。
自賠責保険は強制保険なので自賠責切れなどの未加入状態で公道を走行すると1年以下の懲役または50万円以下の罰金、反則点数として6点の減点があります。
そのため、安くてもいいので任意保険に加入し、自賠責保険も有効期限が切れないように管理しておく必要があります。
保険料の安い保険会社を探す方法は無料で使える自動車保険の一括見積りサービスを使うことです。
このサービスを使うと20社の保険会社に対して自分の条件で一括無料見積りができるので契約できる保険会社からは保険料が見積りという形で添付されて返ってきますのでそれで判断します。
自賠責が切れていた時の事故の3つの補償パターン
自賠責が切れていた時の事故の補償は以下の3つのパターンに分類され、それぞれ補償の内容がことなります。
- 自賠責の期限切れ(未加入)で任意保険には加入: 任意保険分の補償額は任意保険から補償されるが自賠責保険分は自己負担、さらに自賠責分の示談は自分でやる
- 自賠責の期限切れ(未加入)で任意保険にも未加入: すべての補償や賠償は自己負担になります。多くの場合は自己破産をします。
- 自賠責保険の期限は有効(加入)で任意保険に未加入: 自賠責分の補償額は自賠責保険から補償されるが残りの補償額(本来は任意保険で補償してくれる額)は自己負担
自賠責が切れていた時の事故の示談
もし自賠責保険が切れていて事故をしてしまった場合は、自賠責部分で補償される部分については任意保険の示談交渉代行サービスを使うことができません。
そのため被害者(相手)との示談交渉はすべて自分で行うことになりかなり揉めることがほとんどです。
例えば自賠責保険の補償額は傷害 120万円、死亡時 3,000万円、後遺障害時 4,000万円となっていますがこの補償額の上限である4000万円までは自己負担になります。
自賠責保険(強制保険)の補償適用範囲の詳細
自賠責保険で補償される範囲は下記の表の通りになります。また自賠責保険で補償される範囲は他人のみになります。他人とは「運転手、運行供用者以外」です。
対人補償 | 物損補償 |
---|---|
傷害 120万円 (治療費/休業補償/慰謝料) | 補償なし |
死亡時 3,000万円 (逸失利益/治療費/慰謝料/葬儀費用) | |
後遺障害時 4,000万円 (逸失利益/治療費) |
自賠責保険はまず物損補償はありません。
対人補償に関しても最低限の補償になっており実際に事故を起こした場合はこれだけの補償金額では全く補償金額が足りません。
任意保険や自賠責保険に加入していない状態で事故を起こした方は破産や借金までして責任をとった例が多くあります。
そのため自動車を運転する場合には必ず自賠責保険(強制保険)に加えて、自動車保険(任意保険)の2つの保険をかけてはじめて安心して公道を走れるようになります。
自賠責保険切れは注意!特にバイクや原付に多い
自賠責保険の期限切れは自動車よりもバイク(二輪車)や原付に多いです。バイクの中でも車検のない250cc以下のバイクや125cc以下の原付はかなり多くなっています。
これは車検がないため自賠責保険の更新を自分でやる必要があり、
ついうっかりと自賠責保険の有効期限切れに気が付かないで乗っていることがあります。
わたしもよく原付きのナンバーに貼り付けてあげる自賠責保険の有効期限シールをみて自賠責保険が切れているバイクや原付をみかけることがあります。
自賠責保険切れ時の事故は補償されず示談も自分でやる
自賠責保険が切れている時に事故をした場合は、自賠責保険で保証される補償額は自己負担となり、示談交渉も自分で行うことになりまするので注意が必要です。
例えば、自賠責保険が切れていて任意保険には加入している時に事故をした時は自賠責保険分の補償は受けられませんので後遺障害時 4,000万円までは自己負担する可能性があります。
逆に自賠責保険はこの金額まで補償されて保険金が被害者に支払われるわけです。
もし自賠責保険に加入していなかった場合は大変なことになります。わたしもそのようなパターンの事故をたくさん見てきていますが大抵は自己破産をしています。
自賠責保険切れは罰則や罰金がある
さらにこれだけでなく事故をすると自賠責保険が切れていることが発覚します。
そのことにより「1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え違反点数6点」となってしまいます。
自動車やバイクに乗る時は安くてもいいので任意保険と自賠責に加入する
自動車やバイクに乗る時は、必ず自賠責保険と任意保険の両方の保険をかけてから公道を走行するようにしましょう。もし片方でも未加入で事故をすると人生を棒に振るようなことになります。
自賠責保険の加入できる場所
自賠責保険は昔は各県にある保険会社や代理店でしか加入できませんでしたが、今はいろいろな場所で加入することができます。そのため自賠責保険の満期日が近づいてきたら早めに更新しておきましょう。
- 車を買った自動車販売店
- 車検場や軽自動車協会
- 各県にある保険会社の事務所
- 各県にある保険会社の代理店
- コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)
安くていいので任意保険に加入しておくことが重要
このように無保険で事故を起こした場合は補償と示談交渉はすべて自己負担となり最悪は破産することになるので安くてもいいので自動車保険に加入しておくことが重要です。
多くの保険会社がありますが保険会社によって同じ保険の条件や補償内容であっても保険料は大きく異なりますし、条件によっても保険料は大幅に変わります。
ここで紹介している自動車保険の一括見積もりサービスは完全無料で利用でき、同じ条件で20社以上の保険会社のそれぞれの保険料が一覧で出てくるので保険料が高い保険会社を選んでしまうということがなくなります。
これは同一条件で一括見積もりをした結果ですが、保険会社によって7万円も保険料に差額が出ています。
通常この方法を使うと2割〜5割程度保険料が安くなるので必ず利用するのがおすすめです。
自動車保険に新しく加入する場合や安くても任意保険に加入する場合は、自動車保険の一括見積もりサービスを利用することで高い保険料を払うということを回避でき、最安で無駄なく自動車保険に加入することができます。
車検証と現在自動車保険に加入している場合は保険証、免許証があれば簡単に見積ができてわずか20分くらい複数の保険会社から見積もりがでてきて保険会社ごとに保険料を比較することができます。
また、一括見積もりの結果の画面から保険への加入もできるようになっています。
ただほとんどの人が知らないで保険会社の言われるがまま契約している人が多いのです。
利用料は完全無料で約5分で見積もり結果が出てくるので絶対に利用したほうがいいです。900万人以上の人が利用して保険料を大幅に安くできている実績があります。
同じ条件で見積もっているので保険料が安い保険会社がお得になりますし無駄な保険料を知らずのうちに払っていたということがなくなります。